一問一答。
ハルマゲドンこねーかなー。
37歳の先輩はそういう。
こないでしょうねえー。
僕は答える。
俺を殺してくれよ。
37歳の先輩はそういう。
僕は捕まりたくないから嫌ですよ。
僕は答える。
知らない人とは住めねーよ。
37歳の先輩はそういう。
じゃあ結婚は出来ないすね。
僕は答える。
かあちゃんがホモ扱いするんだよ。
37歳の先輩はそういう。
え。違うんすか。
僕は答える。
いつ北朝鮮が攻めて来てもいいよ。
37歳の先輩はそういう。
たぶん一番に逃げるのは先輩ですよ。
僕は答える。
夢なんかねーよ。
37歳の先輩はそういう。
それじゃあモテないっすね。
僕は答える。
女と全く口聞いてねーよ。
37歳の先輩はそういう。
朝コンビニのレジで話してましたよ。
僕は答える。
全然眠れねーよ。
37歳の先輩はそういう。
眠れない夢を見ているだけですよ。
僕は答える。
涙なんか出ねーよ。
37歳の先輩はそういう。
目を突けば出ますよ。
僕は答える。
俺の事馬鹿にしてんだろ。
37歳の先輩はそういう。
そんなにはしてないっすよ。
僕は答える。
俺って優しいだろ。
37歳の先輩はそういう。
自分でいう時点でないっすね。
僕は答える。
子供は女の子が可愛いなあー。
37歳の先輩はそういう。
犯罪はまずいっすよ。
僕は答える。
そういう可愛いじゃねーよ。
先輩は答える。
俺って天才だよなー。
37歳の先輩はそういう。
そうっすねー。
僕は答える。
お前全然思ってねーだろ。
先輩はいう。
まあ結果的にそういうことになりますねー。
僕は答える。
アパートの隣室の主婦が俺の事嫌そうに見るんだよなー。
37歳の先輩はそういう。
真冬でもタンクトップにMA−1着てるからですよ。
僕は答える。
猫は可愛いよ。
37歳の先輩はそういう。
こないだ噛まれてましたよね。
僕は答える。
仕事辞めて沖縄一緒に行こうぜ。
37歳の先輩はそういう。
先輩が先に行って楽しそうだったら。
後を追って僕も行きますよ。
僕は答える。
俺で試すなよ。
先輩はそういう。
おれに足りないものはなんだよ。
37歳の先輩はそういう。
決定的に足りないのはルックスですね。
僕は答える。
友達なんか一人もいねーよ。
37歳の先輩はそういう。
少なくともここに一人いますよ。
とは、僕はあえて言わない。
先月より仕事を1日も休んでいない。
二人の会話はこの様に永遠と続く。。。
二人の明日はどっちだ。
どっちもこっちもないか。